日常生活に取り入れられる防災知識や、便利な防災グッズに関する情報を発信し、持続可能な日常防災の意識を啓発することを目的とした防災情報ページです
体を濡らさない
2018年7月5日
写真の3点セットはA4シェルター・タフに内装されているパーツです。LEDライトとホイッスルは用途は明瞭ですね。しかし多目的ポリエチレンシートの重要性は、気がつかない方も多いのではないでしょうか。災害時の緊急避難の鉄則は、体を濡らさないようにして体温の喪失を防ぐというものです。では、雨が降っていなければその心配も要らないのではと考えがちです。ところがビル内に張り巡らされたスプリンクラーが作動したり配管が破れたりして、降りくる水の下を避難しなければならないことがあります。そんな時120cm角のポリエチレンシートは、体が濡れるのを防ぐ、重要な防災アイテムなのです。雨具が手元にあればよいでしょうが、ビル内のオフィス勤務で、移動中に地震に遭遇すれば雨具は期待すべくもありません。8cm角に小さく畳んだ「多目的ポリエチレンシート」が、あなたの体温の失われるのを防ぎ、その後の避難行動を持続可能なものにするでしょう。
気象庁が定めた震度階級と、揺れ等の状況がまとめられています。地震が起きたら、あわてず、まず身の安全を確保しましょう。
防災における自助の強化とA4シェルター・タフシリーズの選択方法
① 従業員の安全に大きな責任を負う業態
・屋外での移動時間の長い外回りの営業社員や顧客訪問員を恒常的に 多く稼働させている事業体
・タクシー運転手・配送運転手等常に自助の危機対応を迫られる労働者を持つ事業体
・大きな社屋に社員が大勢集積している会社は、通勤を含め災害時の安全確保に責任を負うと考えます。
・学校も登下校の通学時を含め、生徒の安全に関心を持つ責任があります。
② 顧客の安全に大きな責任を負う業態
・ホテル等宿泊施設
・映画館、劇場等(顧客が密集して座っており、横に逃げようにも事実上通路がない)
・駅(ラッシュ時といわず、不特定の人で常に混雑している)
・テーマパーク等(屋内アミューズメント施設では、地震による落下物が想定される)
"上記①②共に、人命を守るためには初期避難行動をサポートすることが大切であり、自助あってこそ共助・公助が効率的に機能するという視点が求められます。"